ここはY市H町40-6番地にある公園、かつては桜が咲き乱れた有名な公園でした。

さて、日曜日の今日も、公園に常連が集まってます。
その顔ぶれは・・・
   
 居酒屋でパートをするグメさん(女)
 いつもこの公園でジョギングするイレさん(女)
 コンビニ帰りにここでタバコをすうザウさん(女)
 近所で国語塾を開業するドランさん(男)
 農業のラミさん(男)
 出会い系サイトへの投資を続けるスターさん(男)
 そしてどこからともなく現れる野良犬のテム
   
近所に住む人たちの話しを聞くと、この公園の常連たちは、
野良犬のテムが吠えまくり、公園内を走りまわっても、通報するわけでもなく、
むしろ餌を与えてかわいがってるそうだ。
   
ちょっとその声を聞いてみよう。
   
グメ「
ラミ「ほほ、たまにDVD拾ってきてくれる、もう師匠!と呼びたい
イレ「うんうん、テムちゃん人間みたいにノリがよくて好き好き
ザウ「犬だって走りたいんだよ、吠えたいんだよ、あたしもそうだし
ドラン「テム君はですね、思いますに、ちょっと知的なわけです
スター「テム君って、あの、なんてか、かっこいい、うん、かっこいい
   
そんな公園を草むらから、じっと見つめる人影が見えることに、お気づきでしょうか。
そう、近所でも有名な変人ラバケさん。
いつ寝ているのか、いつ食事をしているのか、いつお風呂に入っているのか、
誰も知らない知られちゃいけないラバケさんは、
いつもこの公園と懲りない面々をじっと観察しているのです。
   
今日も、続く公園での会話。犬のテム君の言葉も、
公園備え付けのバウリンガルで聞き取ることができます。
   
どうぞみなさん、これからも遊びにきてください。