世代荘 四〇六号室 造語辞典(2010/09/09)

【安有銭散】(ああるせんち)
安心している隙に散財してしまうこと、にわか返事をする、の意
【愛後空】(あいのちから)
蜜月の後で一気に冷めるさま、最初だけ、見掛け倒し、の意
【異詞】(いし)
周りの言葉と噛み合わない言葉、およびそれを発する者、の意
【武挫】(うざ)
武力を挫(くじ)く、攻撃を食い止める、天敵をも撃退する者、の意
【粕香】(かすが)
油粕の香り、の意
【九唖】(くあ)
果てしなく驚き呆れさせる者、およびその行為、の意
(九は、九回より派生し、永遠の意)
【愚理】(ぐり)
愚かな理屈、知恵足らず、の意
【家篭罵】(けらば)
家に閉じ篭って罵声を浴びせる者、内弁慶、の意
【倦】(けん)
退屈する、嫌になる、飽きる、 疲れる、の意
【孤裄】(こゆき)
ひとり淋しく袖(裄)に手を通すさま、孤立した存在、の意
【索螺子】(さくらこ)
法螺貝(ほらがい)を探す者、虚言をいう者、嘘つき、の意
【鎖家】(さや)
屋敷につながれた者、精神的にも物理的にも家に依存しないと生きられない者、の意
【射倒】(しゃどう)
性行為をすること、女ったらし、の意
【駄詈】(たり)
無駄に罵る、無駄吠え、の意
【壇出】(だんで)
壇上からはみ出るさま、話のところどころが無駄になること、の意
【取私】(とし)
自分を優先する者、我先にマイクを取ること、の意
【似藻】(にも)
藻のように漂うさま、飄々(ひょうひょう)とした人、の意
【女補】(にょぽ)
女を補おうとすること、女好き、の意
【馬迂我】(ばうあ)
主人を置いてかけ出す馬、無秩序に動きまわる者、の意
【秘渦中】(ぴかちゅう)
秘め事の最中、新婚、の意
【乾野洲菜】(ほしのすな)
水を目の前にして潤うことができないさま、立ち枯れたさま、の意
【舗婆】(ぽぽ)
店番をする女、の意
【己拉】(みら)
自ら荒れ乱れ散る(拉く・しだく)行為、自爆、の意
【無輝位】(むてるい)
輝く能力がないこと、無意味で無駄な存在、の意
【女愚(=眼愚)】(めぐ)
愚かな女、見る目のない者、の意
【女炉】(めろ)
女を加熱するさま、女性の怖さをあらわす汎用語
【乱堵】(らんど)
堵(垣根)が乱れるさま、垣根が壊れたかのように乱れた文字を書く、の意
【余為】(れい)
余分なことを為すさま、余計なことをする人、の意
【レ悶】(れもん)
カタカナであっても発音に悶え苦しむこと、発音が下手、の意